ごあいさつ
はじめまして。
スッキリナースを運営しているえりんぎです。
若手ナースが
「理不尽な環境で心をすり減らす」──
そんな状況を少しでも変えたくて、このサイトをつくりました。
今はこどもと旦那さんと、穏やかで楽しい毎日を過ごしています。
でもここに辿り着くまで、私はかなり遠回りをしました。
かつての私は、多くの新人看護師と同じように、
「もう限界…」「続けられない…」
そう思いながら働いていたひとりでした。
新人時代、私は壊れかけていました
卒業後、私は大病院の病棟でデビューしました。
最初は「がんばるぞ」と意気込んでいたのに、
期待はすべて裏切られました。
新人の気持ちなんて考えてくれないし、
理不尽な押しつけばかりだし、
いつも監視されているような圧迫感。
気づけば、逃げる気力すら奪われて、
ただ淡々と目の前の仕事をこなす“無感情な自分”になっていました。
全国で「辞めたい」「◯にたい」と口にしている新人看護師は、想像以上に多いと思います。
私もその中のひとりでした。
「こんなの絶対におかしい」
そう思いながらも、必死に耐えて、耐えて、耐えて……。
心も体もすり減り、もう限界寸前。
そんなある日、家族が突然倒れました。
その瞬間、私は悟りました。
「あ、もう無理だ」
そして中小病院へ転職することにしました。
環境が変わっただけで、人間らしい生活に戻った
驚いたことに、転職先での毎日は
“まるで別の世界” でした。
理不尽な圧力はない。
普通に質問すれば普通に答えてもらえる。
朝起きて「行きたくない」と思わない。
本当にただ、それだけのことで、
私はようやく「人間らしさ」を取り戻していきました。
でも──ここが大事な部分なのですが、
「ただ転職したからよかった」わけではなかったんです。
私は転職前に、ひとつだけ“心に決めていたこと”がありました。
「今度こそ勝ち組ポジションになる」
勝ち組ポジションとは──
・ちょっとのミスなら笑って流してもらえる
・必要以上に監視されない
・怒られにくい
・なんか好かれる
そんな“イージーモード”を作れるキャラのことです。
新人時代の私は、どちらかといえば
「標的になりやすい側のキャラ」でした。
だからこそ、次は絶対に
“疑われない・責められない・プレッシャーを受けないタイプ”
になろうと決めたんです。
心理テクを学び始めた理由
もともと私は、人付き合いがあまり得意ではありませんでした。
飲み会が苦手。
喋るのが早い人も苦手。
圧をかけてくる先輩なんて、もう本当に無理。
でもある時、ふと気づいたんです。
「もしかして、自分にも改善できる部分があるのかもしれない」
そう思って、人間関係の勉強を始めました。
すると──
転職先では嘘みたいに、職場の空気がうまく回り始めたんです。
私は「いい人ポジション」を手に入れて、
肩の力を抜いて自然体で過ごせるようになりました。
今では、どんな職場に行っても
「たぶん大丈夫」と思えるくらいには、自信がつきました。
コミュ力は“知識”でカバーできます
これまでいろんな後輩を見てきましたが、
“うまくいかない子”には共通点があります。
それは 「人付き合いの知識が少ない」 ということ。
真面目で優しい子ほど、
相手の心に踏み込めず、損をしてしまうんです。
一方、陽キャは少し失敗しても許される。
なんなら可愛がられながら成長していきます。
陽キャ、正直うらやましいですよね。
でも私たちは、たぶんそっち側ではない。
だからこそ、
知識でカバーできる部分を先に知っておくと、本当に生きやすくなります。
このブログでは、そんな“人付き合いの整え方”をまとめています。
このブログで読めるもの
■ 心理テク(人間関係をラクにする知識)
陽キャじゃなくても大丈夫。
ちょっとしたコツを知るだけで、職場のストレスはぐっと軽くなります。
読みやすい寓話シリーズもあるので、気軽に読んでみてください。
■ 転職のコツ(環境リセットの選択肢)
どうしても合わない職場もあります。
無理にしがみつくより、転職したほうが早いケースもあります。
私自身、転職が人生を救いました。
■ スッキリ物語(実話ベースの復活ストーリー)
かつて“モヤモヤナース”だった私が、
・心が折れかけ
・家族の病気で限界を迎え
・そして環境を変えて復活し
・今では穏やかな毎日を送れるようになった
そんな実話をもとにした物語です。
あなたに合うヒントがきっと見つかるはずです。
私の想い
私は、運が良かっただけです。
でも、あのとき知っていた“ちょっとしたコツ”がなかったら、
私は今でもどこかで心をすり減らし続けていたかもしれません。
だから、あなたには知っていてほしい。
人間関係は、知識でかなりラクになる。
職場は、変えればぜんぜん別の人生になる。
あなたが人間らしい毎日を取り戻せますように。
そしてゆくゆくは、看護業界全体がもっと穏やかで働きやすい場所に変わっていきますように。
えりんぎより。
